このアトムは、2002年コトブキヤ造形コンテスト横浜に出展した作品です。
はじめに胎児みたいなちょっと気持ち悪いかんじの顔を作りたくなり、それをリアルな感じのアトムにアレンジしてみたらどうだろうと。
コンセプトは、「機械・使命・破壊・慈悲・後悔。」同じロボットであるのに倒さなければならないジレンマみたいなものを表現したかったのですが。ちょっと伝わりにくいかな。
顔は案外すらりと作れたのですが、筋肉と幼児体型のバランスがむずかしかったです。あと頭の角のバランス。手塚漫画のキャラの線って、ユニセックスってゆうか、特にアトムなんかはエロスさえ感じるのですが。そういうのも意識して作りました。
とにかくアトムが飛び立つ感じに作りたかったので、倒したロボットをベースに、「ごめんね」と手をそえてる部分で接続。ロボットは腕は旋盤で。手のひらはエポキシパテ。胴体は、シャンプーの容器です(笑)。
足の裏は結構気合い入れたんですが、展示中は全く見えなかった(涙)。
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